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ディス・ヒート / 人類警告への黙示録

ディス・ヒートのレコード

ディス・ヒート / 人類警告への黙示録

RTL-36/帯/ライナー付

買取価格6,000円

ジャンル: ロック

子ジャンル: ロック-60〜70年代(国内盤)

※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。

作品紹介

アヴァンギャルド・ロックの雄、ディス・ヒートの衝撃的デビュー・アルバム。イギリス本国でのリリースは1979年ですが、こちらの日本盤は1983年になってようやく発売されています。じつは2ndアルバム『Deseit』のほうが先(81年)に日本盤化されているのが少しややこしいところ。『This Heat』という原題に対して『人類警告への黙示録』なるB級SF映画のような邦題が付けられていますが、その謎めいたタイトルが堂々と表記された黄色帯の有無によって買取価格が変わってきますのでご注意を。これ以降は国内盤でのアナログ再発が一切ないことも、本盤の希少性を高めている要因でしょう。

余談ながら『This Heat』は79年当初にはUK、フランス、ドイツ盤しかリリースされておらず、その後日本がやや遅れて追随したわけですが、じつはアメリカでは2006年にCD化されるまで国産カタログがありませんでした(2016年にModern Classics Recordingsから初のUS盤アナログ化)。なんとなくアヴァン・ロックに対するそれぞれの国の距離感が伺えるような気もします。

カンタベリー派のクワイエット・サンでドラムを叩いていたチャールズ・ヘイワードが、ギターのチャールズ・バレンと非音楽家のギャレス・ウィリアムズと共に結成した特殊音楽ユニット。フリーキーな即興演奏をクールな実験精神で重層的に再構築した異形のサウンドは、リリースから40年以上を経た現在の耳で聴いても十分エクスペリメンタルで、まったく古びていません。むしろ、いまだに強靭な音楽性を感じさせるという意味で時代を超える傑作でしょう。また、フライング・リザーズのデヴィッド・カニンガム、元スラップ・ハッピーのアンソニー・ムーアという新旧世代の奇才2人が共同プロデュースに名を連ねていることも象徴するように、プログレとポスト・パンクを繋ぐ奇跡的な一枚ともいえるのではないでしょうか。

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