お世話になります。セタガヤレコードセンター、買取担当です。
さて、本日も最近買取させていただいたレコードの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。
・アーティスト / ジャック・デュモン
・タイトル / バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
・型番 / 瑞西EXILIBRIS/3LP/ステレオ 品番EL16526
■参考買取価格 / ¥40,000
ジャック・デュモン(Jacques Dumont、1704年5月10日 – 1781年2月17日)は、18世紀フランスの画家で、「ル・ロマン(Le Romain)」の愛称で知られています。若き日にローマで修業したことからこの名が付けられました。彼は歴史画や神話画、肖像画、風俗画など多彩なジャンルで活躍し、繊細な描写力と洗練された構図で高い評価を得ました。1728年に王立絵画彫刻アカデミーの会員となり、後に同アカデミーの理事や校長も務めました。また、オービュッソンのタペストリー工房の主任画家としても活動し、フランス装飾芸術の発展に貢献しました。彼の作品は、ルーヴル美術館やカルナヴァレ博物館などに所蔵されています。
本日ご紹介のレコードは「ジャック・デュモン / バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲」です。
デュモンによるバッハの無伴奏チェロ組曲の演奏は、豊かな表情と音楽の喜びにあふれており、聴くたびに新たな魅力を感じさせてくれると高く評価されています。チェロの音色には癒しの効果があり、リラックスして楽しめる点も好評です。
演奏は過剰な演出に頼ることなく、要所をしっかりと押さえたバランスの良さがあり、軽やかさの中に深い味わいが感じられます。とりわけ第5番の終曲においては、他の演奏家をしのぐ素晴らしさを感じるという声もあります。
テンポは全体的にゆったりとしており、20世紀の演奏家らしいふくよかで温かみのある表現が特徴です。一音一音を丁寧に奏でることで、バッハの精神に深く迫る熱のこもった音楽を届けてくれます。繰り返し聴くことで、これらの組曲の尽きることのない魅力をじっくり堪能することができます。
本日ご紹介の盤はベルヴェデーレ録音のスイス・ライセンス盤です。
スイスで最初に製造されたSTEREO盤、チューリッヒのTuricaphonプレスによるスイス・リリース。「これぞ」ステレオのリファレンス録音です。大変希少なため中古市場の価格は高騰傾向です。
セタガヤレコードセンターでは、ジャック・デュモン / バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥40,000とさせていただいております。
大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤレコードセンターにお声掛けくださいませ。