LPレコードに比べるとEPレコードは収録されている楽曲の数も少ない上に、比較的お手頃な価格で販売されていたため、「EPレコードは売ってもあまりお金にはならないのでは」と感じている方も少なくないかと思います。
確かに、EPレコードはLPレコードに比べると買取価格が安くなる傾向がありますが、中には高額で買取りされるタイトルも存在しているので、聴かなくなったEPレコードを手放したい場合は、売るのがおすすめです。
そこで今回は、高く売れるEPレコードの特徴や高額買取されるEPレコードのタイトル、できるだけ高く売るコツを解説します。
また、記事の後半ではレコード買取に特化したセタガヤレコードセンターについても紹介しているので、レコードを売りたいと考えている方はぜひチェックしてみてください。
目次
EPレコードは直径7インチ(約17~18cm)、回転数が毎分45回転のレコードのことを指します(稀に33回転のものも存在します)。
EPレコードの“EP”とは“Extended Play”の略で、本来は、片面1曲ずつしか収録されていない“シングル盤”よりも収録曲数が若干多い7インチレコードのことを指します。また、レコードの穴が大きいものは“ドーナツ盤”と分類されることもありますが、日本のレコード市場ではシングル盤やドーナツ盤も含め、7インチのレコードを総称してEPレコードと呼ぶ場合が多いです。
EPレコードは片面に5分~7分(曲数に換算すると2~3曲)しか収録することができず、LPレコードに比べると収録曲数が少ないのが特徴です。しかし、通常33回転のLPレコードに対して、45回転のEPレコードは、同じ時間内に針がトレースできる溝の距離が長い(情報量が多い)ため、LPレコードより高音質であるという利点もあります。
収録曲数の少なさや元々の販売価格の安さから、EPレコードはLPレコードに比べると一般的に買取価格が安くなってしまうことが多いのですが、中には高額で買取られるタイトルも存在しています。
では、実際に高額での買取が期待できるEPレコードにはどのような特徴があるのでしょうか。
ここでは、そんな高額買取される傾向のあるEPレコードの特徴について解説します。
中古レコードの買取価格は需要(欲しがっている人の数)と供給(市場に出回っている数)のバランスによって決められており、そのレコードを欲しいと思っている人が多く、かつ流通量が少なければ買取価格は高くなります。
そのため、希少性が高いEPレコードは買取価格が高くなりやすい傾向があります。
具体的には、
●コンサート会場のみや限られた期間だけに販売された限定盤レコード
●アルバム未収録曲など、あまり音源化されていない楽曲が収録されているレコード
●宣伝用として配布されたサンプル盤のレコード
などが希少性が高いレコードの例として挙げられます。
レコードの中には、極めて希少性が高いためプレミア価格がついているレコードもあります。
LPレコードの例になりますが、日本で発売されたビートルズの3枚目のオリジナル・アルバム「ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!」の“水色三角帯”が付いたレコードはその状態によっては10万円以上で買取りされることがあります。
EPレコードもLPレコードと同様にプレミアが付いているものがあり、プレミア付きのEPレコードはかなり高く売ることが期待できます。
レコードの買取では、レコードや付属品(帯やジャケット)の状態も買取価格に大きく影響します。
EPレコードには元から帯が付いていないものが大半ですが、日本盤のEPレコードであれば、ほとんどのものにジャケットが付属されています。
そういった付属品がそろっていてレコードも汚れがなく綺麗な状態であれば、買取価格は高くなります。
しかし、レコードが汚れている・本体に傷や歪みがある・付属品が揃ってないといったことがあると価値が下がってしまって買取価格が安くなってしまいます。
高額買取が期待できるEPレコードを、セタガヤレコードセンターで公開している買取リストから一部ご紹介いたします。
EPレコードをできるだけ高く売りたいと考えている方は多いかと思います。
一般的にEPレコードは、LPレコードに比べると買取価格が安くなってしまう傾向があるものの、売る時にいくつかコツを押さえておくことで買取価格が高くなる可能性があります。
ここでは、買取価格をできるだけ高くするコツを解説します。
●中古レコードの買取(売却)までにやっておくこと! 【買取のノウハウ】
付属品とはレコードを購入した際に付いていた帯や歌詞カード(解説書)、ステッカー・ポスターといった特典のことを指します。
先述したように、EPレコードの場合はジャケット(歌詞カード)以外の付属品があるケースは少ないものの、帯や特典物が付いたものも存在します。レコードの買取では付属品が大きく影響するため、付属品が揃っていないと買取価格が下がってしまいます。
そのため、レコードを売る前にはできるだけ付属品は揃えておくようにしましょう。
レコードを査定してもらう際にホコリやゴミがついてしまっていると「状態が悪い」と見なされて買取価格が下がってしまう恐れがあります。
したがってレコードを買い取ってもらうときは、ジャケットや付属品についたホコリやゴミは落としておくのがよいです。
このとき、レコードのお手入れをする際は水で軽く濡らした柔らかいクロス、付属品をお手入れする場合は乾いたクロスを使うのがおすすめです。
なお、軽く拭いた程度では落とせない汚れがある場合、無理に綺麗にしようとするとかえってレコードや付属品を痛めてしまう恐れがあります。
落としにくい汚れがついてしまっている際は、無理に落とそうとするのは控えましょう。
レコードを売る方法には、
●オークションやフリマアプリに出品する
●リサイクルショップに売る
●レコード買取専門業者に売る
などの方法がありますが、3つの方法のうちやはりレコード買取の専門業者に売るのがよいでしょう。
オークションやフリマアプリの場合、適切な価格を付けて売るのが難しい上に購入者・落札者とのやり取りも自分でおこなう必要があるため手間がかかります。
リサイクルショップの場合は店頭に持って行ったり買取センターへ発送するだけで買取が完了しますが、必ずしもレコードに詳しいスタッフに査定してもらえるわけではないため、適切な価格がつかない恐れがあります。
それに比べてレコード買取専門業者の場合は、レコードを送ったり持っていくだけで買い取りが済ませられるだけでなく、何よりレコードの知識が豊富なスタッフに査定してもらえるので価値のあるレコードが見逃されることはありません。
そのため、EPレコードをできるだけ高く売りたいならレコード買取専門業者を選びましょう。
レコード買取専門業者は全国に多数あるため、どのような業者に依頼したらよいか分からないですよね。
ここでは、EPレコードを売る際のレコード買取専門業者の選び方を解説します。
●初めてで勝手がわからない。レコード売却で損しないためのお店選び
まず、業者選びで重要なのがEPレコードの買取を積極的におこなっているかどうかです。
積極的に買取しているレコードの種類やジャンルはレコード買取専門業者ごとに異なっており、中にはEPレコードをほとんど買取していない業者も存在します。
EPレコードをほとんど買取していない業者に依頼してしまうと、買取を断られてしまったり買取ってもらえても安い値段が付いてしまうことがあります。
EPレコードを売るときには、EPレコードの買取を積極的におこなっている業者やEPレコード買取の実績がある業者を選ぶようにするとよいでしょう。
日本国内と海外ではレコードの評価が違うことがあり、中古EPレコードの中には、日本での需要がないものの海外では人気が高いEPレコードが存在しています。
例として挙げられるのが、日本のアニメ主題歌のEPレコードです。
国内では評価はそこまで高くありませんが、海外の場合は高く評価されており、海外では買取価格が高くなることがあります。
そのため、レコード買取専門業者を選ぶときは海外市場に強い業者を選ぶとできるだけ高く売ることが期待できます。
レコードの買取ではセタガヤレコードセンターの場合ですと
●店頭買取・持ち込み買取
●宅配買取
●出張買取
の3つの方法がありますが、中には宅配買取や出張買取を実施していない業者もあります。
宅配買取や出張買取に対応していない場合、買取ってもらいたいレコードがある際には自分で店頭に持っていかなければならないため、時間や手間がかかってしまいます。
しかし、宅配買取が依頼できる場合はレコードを箱に詰めて送るだけで済みますし、出張買取が依頼できる場合は自宅に来てもらうだけで買取が完了します。
レコード買取業者を選ぶときは、宅配買取や出張買取を依頼できる業者を選ぶと、より利便性が高く手間が少なくレコードを売却することができます。
レコード買取専門業者を選ぶときは、販売経路があるかどうかも重要です。
販売経路が少ないレコード買取専門業者の場合、在庫が捌ききれずに値崩れを起こしてしまうことがあり、その影響で買取価格が安くなってしまう恐れがあります。
よって、
●買取だけでなく店舗での販売をしている業者
●ネットでレコードを販売している業者
●海外に店舗やコネクションがあることが明記されている業者
などを選ぶと安心です。
「聴かなくなったEPレコードを手放したい」とお考えなのであれば、ぜひレコードの買取実績30年を誇るセタガヤレコードセンターをご利用ください。
セタガヤレコードセンターは東京の世田谷に店舗を構えているレコード買取専門業者です。
店頭での買取の他、宅配買取・出張買取をおこなっているので全国各地からご依頼を承っており、毎月約10万枚、年間に換算すると約100万枚以上のレコードを買取させていただいています。
特定のジャンルのみを買取るレコード買取専門業者もありますが、セタガヤレコードセンターはジャンルごとの専門の査定スタッフが在籍しているためでオールジャンルのレコードの買取を可能にしており、LPレコードはもちろんEPレコードの買取も得意としてます。
また、セタガヤレコードセンターは国内だけでなくアメリカ・カナダ・イギリスなどに独自のネットワークを持っており、海外の中古レコード市場も踏まえて査定しているので、業界トップの高価買取を実現しております。
「EPレコードをできるだけ高く売りたい」「安心してEPレコードを売りたい」と考えている方はぜひセタガヤレコードセンターにお問合せください。