1968年リリースのThe Jimi Hendrix Experienceの3作目にしてラスト・アルバム。
内容は言わずもがなですが、オリジナルのUK盤、US盤、日本盤はそれぞれ仕様が異なります。再発を含めると1枚のアルバムに対して色々なバージョンがあり、ややこしいので少し整理して見てみましょう。
俗に言うヌードジャケです。全面コーティングのかかった見開き仕様となってます。
開いた状態で撮ってないのはご了承下さい。右側が表面、左側が裏面です。
こちらはジミ本人も気に入ってなかったようです。
見開き内部ですが、こちらが少し曲者でしてジミのポートレートが右側でクレジットの文字が青字(=ブルーレタリング)になっている物がオリジナルです。
↑が後発の物で、ジミが左側になりクレジットは白字、さらにメンバーの写真が小さくなります。
TRACKの黒ラベルがオリジナルで、型番の上部に613008が逆さ刷りされてます。
逆さ刷りが無いものやPolydorの赤いラベルは後発になります。
2LP仕様でマトリクスは全面1が初回とされてます。
先行発売されたUS盤はジミの顔写真のアップです。97年以降はこちらのジャケットが主流で発売されているようで馴染み深い方も多いかと思います。
裏ジャケです。再発や各国盤ではこちらが表側に使用されている物もあります。
例としては↑の1977年に再発された国内盤がそうです。
見開き内部です。普通です。
ラベルはRepriseの2トーンがオリジナルです。マトリクスは全面1が初回です。
タン1色のラベルは後発となります。<Repriseのラベルの説明はコチラをご参考ください>
1969年リリースの日本グラモフォン盤です。UK盤の見開き内部のポートレートを表側に使用しております。
国内盤ですのでもちろん帯が付属します。
裏ジャケットはメンバーの写真です。分かりづらいですが下部に発売当時の定価“¥3000”と“Manufactured by Nippon Grammophon Co.,Ltd., Japan”の表記があります。
見開き内部には綴じ込みインサートがあります。
ラベルはPolydorの赤ラベルで、リムにNIPPON GRAMOPHONの記載があります。
1971年に国内で再発された盤は、帯をはじめ全体がよく似ているのですがグラモフォンの表記が無いので少し注意して見る必要があります。
余談ですが、1979年と1980年に再発された国内盤はUK盤同様のヌードジャケで再発されています。
左側の紫色の帯が1979年再発。右側の緑色の帯が1980年再発です。
そして国内盤の最大の特徴は本国盤とは曲順が異なるのです。
・国内盤の曲順↓
A1 And The Gods Made Love
A2 Have You Ever Been (To Electric Ladyland)
A3 Cross Town Traffic
A4 Voodoo Chile
B1 Still Raining, Still Dreaming
B2 House Burning Down
B3 All Along The Watchtower
B4 Voodoo Chile (Slight Return)
C1 Little Miss Strange
C2 Long Hot Summer Night
C3 Come On
C4 Gypsy Eyes
C5 The Burning Of The Midnight Lamp
D1 Rainy Day, Dream Away
D2 1983… (A Merman I Should Turn To Be)
D3 Moon, Turn The Tides… Gently, Gently Away
・本国盤の曲順↓
A1 And The Gods Made Love
A2 Have You Ever Been (To Electric Ladyland)
A3 Cross Town Traffic
A4 Voodoo Chile
B1 Little Miss Strange
B2 Long Hot Summer Night
B3 Come On
B4 Gypsy Eyes
B5 The Burning Of The Midnight Lamp
C1 Rainy Day, Dream Away
C2 1983… (A Merman I Should Turn To Be)
C3 Moon, Turn The Tides… Gently, Gently Away
D1 Still Raining, Still Dreaming
D2 House Burning Down
D3 All Along The Watchtower
D4 Voodoo Chile (Slight Return)
細かく違うわけではなく、面が入れ替わってる感じです。入れ替わり具合を文字で説明するのが面倒なので確認してみて下さい。
このアルバム1枚だけで多種多様なバージョンがありますが、しっかりと見させて頂きますのでお持ちの方は是非セタガヤレコードセンターまでお声掛け下さい。
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