1970年代から1980年代のアイドルレコードの中でも、キャンディーズ・ピンクレディー・松田聖子のレコードはとても流通数が多いため、キャンディーズ・ピンクレディー・松田聖子のレコードはどのくらいで買取ってもらえるのか気になる方も多いでしょう。
キャンディーズ・ピンクレディー・松田聖子のような爆発的人気を誇ったアイドルのレコードは安く買取られてしまうことが多いですが、高額で買取られるタイトルが存在しないわけではありません。
そこで今回の記事では、キャンディーズ・ピンクレディー・松田聖子、それぞれのレコードの買取傾向と買取相場を解説します。
また、記事の後半ではレコードを高く買取ってもらうためのコツや業者選びのポイントも解説しているので、アイドルレコードを売りたい方は是非参考にしてみてください。
目次
キャンディーズとは、1973年に「あなたに夢中」でデビューした、女性3人組のアイドルグループです。
メンバーは、伊藤蘭・藤村美樹・田中好子の3人で、それぞれラン・ミキ・スーと親しまれました。
デビュー後しばらくはヒットしなかったものの、1975年に「年下の男の子」がオリコンの9位、翌年に発表した「春一番」ではオリコンの週間3位を獲得し、以降シングル曲が続けてヒットし、爆発的な人気を誇りました。
しかし、人気絶頂期ともいえる1977年、日比谷野外音楽堂のコンサートにて「普通の女の子に戻りたい」と解散を発表し、1978年に正式に解散しました。
とても人気の高いアイドルグループであるキャンディーズですが、レコード買取傾向はとても安いことが多いです。
キャンディーズは活動期間が約5年と短く、発売されたアルバムレコードは14枚しかありません。
その上、グループとして人気が高かったことからレコード自体の生産数が多く、珍しいレコードが存在しないことが、安い理由として挙げられます。
実際、セタガヤレコードセンターでも査定価格の相場が1円~10円となっており、高額で買取しにくいことが多いです。
ただ、近年はレコードそのものの需要が高まっていることもあり、高く売れる可能性があるキャンディーズのレコードも出てきています。
以下はセタガヤレコードセンターで公開しているレコード買取リストに掲載しているキャンディーズのレコードで高額査定となるタイトルの参考買取価格です。
前述の通り買取相場が低い傾向にあるキャンディーズのレコードの中では、プロモ盤のためその希少性から買取価格は高くなっています。
●【プロが解説】70年・80年代の昭和アイドルレコードの買取相場と高く売るコツ
ピンクレディーとは、ケイこと増田恵子と根本美鶴代(現在は未唯mieという名義で活動)ことミーの2人によるダンス・ミュージック系アイドルで、歌にダンスを取り入れた現在のアイドルの原型を作った功績があるともいわれています。
1976年にデビューすると、デビュー曲の「ペッパー警部」が売上60万枚を記録し、その年の「レコード大賞」で新人賞を獲得します。
その後も、「渚のシンドバッド」「UFO」「サウスポー」など数々のミリオンセラーを生み出しており、1977年から1978年にかけて爆発的な人気を誇りました。
一度はアメリカ進出などを経て日本での人気が急落してしまったことから1980年に解散を発表しました。
ただ、その後何回か再結成されており、紅白歌合戦にも出場しています。
ピンク・レディーもキャンディーズと同じく人気を博した70年代のアイドルですが、人気が高く多くのレコードが売れたため、国内で販売されたレコードについては買取傾向はとても安いことが多いです。
ただ、ピンク・レディーは海外進出しており、その際にポルトガル盤とスペイン盤のレコードを発表しています。
これが今となっては一部のコアなファンにとっては珍しいレコードとなっていて、高額な価格で取引されています。
また、その他にも未開封のレコードだと買取価格が高くなる可能性があります。
・SERGEANT PEPPER WANTED(ポルトガル盤)6,000円
・KISS IN THE DARK (スペイン盤)5,000円
この2枚は買取相場の安いピンクレディーの中では飛び抜けて査定の高い2枚となっております。
ご自宅にピンクレディーのレコードがあるかたは確認してみると良いとおもいます。
●【プロが解説】70年・80年代の昭和アイドルレコードの買取相場と高く売るコツ
松田聖子は「裸足の季節」でデビューした現在でも活動を続けている、1980年代を代表するアイドルです。
1980年にデビューして以降、「青い珊瑚礁」「赤いスイートピー」「SWEET MEMORIES」など多くのヒット曲を生み出しています。
松田聖子はヒット曲が多いだけでなくファンへの影響力も大きく、中でも当時のセミロングの髪型は「聖子ちゃんカット」と呼ばれ、若い女性の間で流行しました。
現在でも積極的にアーティストとして活動しており、コンサートやディナーショーなどをおこなっています。
松田聖子もとても人気があるアイドルなので、初期の作品LPとEPは買取価格が安いものが多いです。
ただ、決して全てのレコードが安いわけではありません。
例えば、初期の作品の中でもアルバムNORTH WINDは、1部のオーディオファンのためにMASTER SOUNDSというシリーズで通常よりも音の良いレコードを販売していましたが、MASTER SOUNDSシリーズはレコードコレクターの間で非常に評価が高く、現在でも高額で買取られることが多いです。
また、その他にも松田聖子のレコードには、プロモ盤・限定盤・プレミアム盤など希少性が高いものが存在しています。
代表的なのが「風立ちぬ」の見本盤で、この見本盤にはモノラル録音バージョンが収録されています。
作曲を担当した大瀧詠一さんの意向でモノラル録音バージョンが収録されたかどうかは定かではないのですが、マニアからの人気はとても高く、買取価格が通常盤の5000倍から10000倍となっています。
さらに、帯や付属品が完品だったりジャケットや付属品の保存状態が良いものも高額で買取されることが多いため、キャンディーズやピンクレディーに比べると高額で買取られるレコードが多い傾向にあります。
●アイドル松田聖子のレコード買取相場と高く売れるタイトル、買取店の選び方
高価買取が期待できる松田聖子のレコードを、買取参考価格と合わせてご紹介します。
●【プロが解説】70年・80年代の昭和アイドルレコードの買取相場と高く売るコツ
アイドルのレコードを高く買取ってもらうためには、いくつかポイントがあるので、ここではいくつか解説します。
●中古レコードの買取(売却)までにやっておくこと! 【買取のノウハウ】
レコードには本体の他に、レコードを入れておくためのジャケットやレコードのタイトルやアイドルの名前が書いてある帯が付いています。
また、レコードの盤によってはポスターやステッカーなどの特典がついていることもあります。
ジャケットや帯、特典は付属品と呼ばれており、レコード買取では付属品があるかどうかで買取価格が変わってしまうことが多いです。
例えば、ピンクレディーのポルトガル盤のレコードは高値で買取られると先述しましたが、買取の際に付属品がないと買取価格が大幅に下がってしまう恐れがあります。
そのため、レコードを買取に出す前には購入した際についていた付属品はできるだけ揃えておくようにしましょう。
保存状態が悪いと従来の価格よりも安く買取られてしまう恐れがあるため、アイドルのレコードに限らず、中古レコードを買取に出す際にはできるだけ綺麗な状態にしておくことが大切です。
買取に出す前に、ジャケットや帯についた汚れやホコリは乾いた柔らかい布などで拭き取っておくとよいです。
なお、拭き取っても落ちないシミやカビがついてしまっている場合、無理に落とそうとすると返って状態が悪化してしまったり、場合によっては破損してしまったりする恐れがあります。
軽く拭き取っても落ちない汚れはそのままにしておきましょう。
また、レコード本体についた汚れ(シミ・カビ・日焼け)なども無理に綺麗にしようとすると、レコードが傷ついて楽曲が聴けなくなってしまう恐れがあります。
楽曲が聴けなくなってしまうと、レコードとしての価値がかなり下がってしまい、買取価格が大幅に安くなります。
盤面についた汚れについても無理に落とそうとしないようにすることが大切です。
レコードを買取ってくれる業者の中には、高価なレコードでも相場価格より安く買取ってしまう業者が少なからず存在します。
そのため、できるだけ高額で売りたいのであれば、レコードの買取価格の相場を確認しておくことが重要です。
レコードを買取っている業者の中には、買取価格や買取実績を公開している業者がありますし、ネットでレコードのタイトル検索すればどのくらいの価格で買取ってくれるかを調べることができます。
事前に買取価格の相場をチェックしておけば、査定の際に安く買い叩かれていないか確認できるので、より高く買取ってくれる業者に買取を依頼できます。
アイドルのレコードを買取っている業者は多く存在しており、中には「どうやって業者を選んだらいいかわからない」と感じている方もいらっしゃるかと思います。
ここではアイドルのレコードを買取っている業者の選び方を解説します。
●初めてで勝手がわからない。レコード売却で損しないためのお店選び
●中古レコードの買取(売却)までにやっておくこと! 【買取のノウハウ】
レコードを買取っている業者には、レコードを専門に買取っているレコード買取専門業者と、レコードに限らずリサイクル品を幅広く買取っているリサイクル業者があります。
2つのうち、できるだけ高く買取ってもらいたいならレコード買取専門業者を選ぶとよいです。
レコードの買取では、中古レコード市場に関する知識はもちろん、レコードの基本的な知識や音楽ジャンルへの知識など、レコードについての専門的な知識が欠かせません。
リサイクル業者の場合、必ずしもレコードの専門知識があるスタッフに査定してもらえるとは限らないため、状況によってはレコードに詳しくないために高価なレコードが安く買取られてしまう恐れがあります。
しかし、レコード買取専門業者であればレコードについての知識が豊富なので、安く買取られる心配がないので、できるだけ高く買取ってもらいたいならレコード買取専門業者を選ぶのが望ましいです。
レコード買取専門業者の中には、特定のジャンルのレコードの買取のみを得意としている業者が存在しています。
特定のジャンルがアイドルの場合はそのまま買取を依頼しても問題ありませんが、ジャズやロックの場合は買取を断られてしまったり、買取ってもらえても相場価格よりも安い価格となってしまうことがあります。
レコード買取専門業者を選ぶ際には、買取実績や得意としているジャンルを調べて、アイドルレコードの買取実績がある業者やアイドルレコードに詳しい業者を選びましょう。
レコード買取専門業者を選ぶ際は、海外に強い業者かどうかもポイントです。
海外に強くなく日本でしか取引していない業者の場合、高額で売れるのは日本市場で需要のあるレコードのみとなります。
しかし、海外市場にも精通した業者であれば日本市場で需要のあるレコードだけでなく、海外で需要があるレコードも高額で買取ってもらえます。
できるだけ多くのレコードを高く買取ってもらうためにも、海外に強い業者を選ぶとよいです。
レコード買取専門業者選びでは買取方法もチェックしておくことが大切です。
基本的にレコードの買取方法は、店頭に持ち込む店頭買取・郵送でレコードを送る宅配買取・自宅まで来てもらう出張買取の3種類がありますが、宅配買取や出張買取を実施していない場合、車や公共交通機関を使って自分でレコードを店頭まで持ち込まなくてはならず手間がかかってしまいます。
また、売りたいレコードの枚数が多い場合や遠方に住んでいる場合は車が必須となるため、運転ができないと依頼しにくくなってしまいます。
できるだけ宅配買取や出張買取を実施している業者を選ぶと手間なくスムーズに買取を依頼することができます。
キャンディーズ・ピンクレディー・松田聖子などの1970年代から1980年代に活躍したアイドルのレコードは高額で買取れるものも存在しており、査定の際には中古アイドルレコードの知識が欠かせません。
東京の世田谷に店舗を構えているセタガヤレコードセンターであれば、中古アイドルレコードの市場にも詳しく、ジャンルに精通した専門の担当者が査定をおこなうため、高額のアイドルレコードを見逃さずきちんと査定いたします。
また、セタガヤレコードセンターはレコード買取実績30年を誇るレコード買取専門業者で、これまで多くのレコードを買取りさせていただいております。
月間で約10万枚、年間100万枚のレコードを買取しており、アイドルレコードだけでなくロックやジャズ、クラシックなどオールジャンルのレコード買取に対応しております。
買取方法も店頭買取だけでなく、宅配買取や出張買取に対応していますので、お客様のご都合に合わせた方法をお選びいただけます。
ぜひ、聴かなくなってしまったアイドルレコードや不要なレコードがある場合はセタガヤレコードセンターをご利用ください。