1960年代から1970年代にかけて爆発的人気を誇ったリバプール出身の4人組ロックバンド・ビートルズは、影響力の大きさから20世紀を代表する音楽グループとして知られており、今でも根強いファンが世界各地にいます。
現在でも人気が高いことから、ビートルズのレコードの中には高額で取引されるタイトルが何枚もあります。
「自分が持っているレコードは高額で買取ってもらえるのではないか」
「どのようなレコードが高く買取ってもらえるのか」
など色々と気になっている方も少なくないのではないでしょうか。
今回は、高く買取ってもらえるビートルズのレコードの特徴やプレミア付きのビートルズのレコードについて解説します。
目次
ビートルズは1970年に解散してしまっていますが、解散してもなおコアなファンが多く、いまだにレコードを集めているコレクターがいるため、ビートルズのレコードは中古レコード市場でかなりの需要があります。
また、ビートルズのレコードはバージョンが多いのも特徴です。
イギリスで発売されたUK盤をはじめ、アメリカのUS盤や日本の国内盤など様々なバージョンのレコードが存在しており、その中でもデザインの違いや帯の違いなどで細かく種類が分かれています。
中には流通していた期間や数が限られているバージョンのレコードも存在しており、希少価値の高いレコードはかなり高額で取引されています。
では、具体的にビートルズのレコードの中でもどのようなレコードが高く買取ってもらいやすいのでしょうか。
ここでは高く買取ってもらえるビートルズのレコードの特徴を解説します。
ビートルズの場合、同じタイトルのレコードでも帯やデザインによって流通数が異なっています。
中でも少しの間しか生産されず市場に出回りにくかったものは希少性が高く、高額で買取ってもらいやすいです。
ビートルズのレコードの中でも生産数が少ないレコードとして知られているのが「ブッチャーカバー」とよばれる、アメリカで独自に編集されたアルバム「イエスタデイ・アンド・トゥデイ」の初期ジャケットです。
デザインにクレームが集まってしまったことからレコード会社が自主回収したことで、限られた数しか出回っておらず、希少価値の高さから100万円以上で取引されることもあります。
デッドワックスと呼ばれるレコードの溝がない部分には、シリアルナンバー(マトリックス番号)が刻まれており、刻印されている番号が若いものは高額で買取ってもらえることが多いです。
シリアルナンバーが若いということは、実際に録音された音源と音質が近いことになるので、価値が高くなります。
ビートルズのレコードを他の国で制作する場合はマスターとして録音した音源のコピーが使われますが、イギリスではビートルズのレコードを制作する際には実際に録音したマスター音源をそのまま使用しています。
そのため、国内盤やUS盤に比べるとUK原盤は音質が良いとされており、そのため希少価値が高く、高額で取引されています。
1960年〜1970年ごろまでに東芝音楽工業が製造していた赤い円盤のアナログレコードを赤盤とよびます。
赤盤LPレコードは黒盤と比べて音質が良いとされており、レコードマニアの間での評価が高く、高額で買取られています。
国内盤のビートルズのレコードには、アーティスト名やタイトル、収録曲などを記載した帯がついています。
帯は日本独自のもので海外のレコードにはないことから、海外コレクターの間で人気が高く、帯付きの日本盤レコードも高値で取引されています。
帯には色々バリエーションがあり、帯の形や種類によって同じタイトルのレコードでも価値が異なる特徴があります。
半掛け帯はジャケットの裏に帯の上部を糊付けして引っ掛けているタイプの帯です。
1964年の10月までに発売されたレコードについており、ビートルズのレコードでは日本で初めて発売された「ビートルズ!」のほか、「ビートルズNo.2」「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」の3枚に半掛け帯が使用されていました。
水色半円帯は帯の上部に半円がデザインされている半円帯の中でも色が深緑色の帯で、半円の部分にはステレオ盤の場合「ステレオ」と記載されています。モノラル盤の場合は空白です。
緑色半円帯は1964年10月〜1965年5月に発売されたレコードにつけられていて、「ビートルズ’65」「ビートルズNO.5」などに使用されています。
緑色半円帯と同じ半円帯の中でも色が水色の帯が水色半円帯です。色は異なりますが、デザインの構成は緑色半円帯と変わっていません。
水色半円帯は1966年6月〜1967年7月に発売されたレコードにつけられており、「4人はアイドル」「ラバー・ソウル」などに使用されています。
水色三角帯は帯上部に逆三角形が描かれている水色の帯で、逆三角形の部分にはレーベル・や価格などが記載されています。
1966年8月〜1967年5月に発売されたレコードにつけられており、「リボルバー」「ビートルズ物語」「オールディーズ」の他、再発されたレコードにも水色三角帯がかけられています。
丸帯とは上部にリンゴ(アップル・ロゴ)がデザインされている帯で、リンゴの部分以外は細くなっているのが特徴です。
ビートルズが立ち上げたアップル・レコードと東芝が契約したことで使用されはじめました。
そんなビートルズのレコードの中から、高額盤の一部をご紹介します。
※掲載している買取価格は買取時点でのもののため、変動する場合がありますのでご了承ください。
その他のビートルズのレコードの買取参考価格をご紹介します。
※掲載している買取価格は買取時点でのもののため、変動する場合がありますのでご了承ください。
ビートルズのレコードが人気である理由には、根強いファンやマニアが多くいる点が挙げられます。
当時、ビートルズは社会現象になる程人気が高く、イギリス国内だけでなく世界中に熱狂的なファンが数多く存在していました。
人気の高さは解散した後も変わらず、中には様々なバージョンのレコードを集めるコレクターのようなコアなファンも存在しているため、現在でもビートルズのレコードは人気が高いです。
また、楽曲のよさも人気の理由の1つです。
ビートルズにはジョン・レノンとポール・マッカートニーという天才ともいえる作曲家が2人もいました。そのため、生み出す楽曲のどれもがクオリティが高く、彼らが作った楽曲はマニアだけでなく一般の人にも親しまれています。
実際、日本でも「A Hard Day’s Night」や「Help!」などはよく知られており、テレビ番組のテーマソングにも使用されています。
ここでは、実際に自宅にあるビートルズのレコードを売る時にどのように業者を選ぶとよいのか解説します。
●初めてで勝手がわからない。レコード売却で損しないためのお店選び
●中古レコードの買取(売却)までにやっておくこと! 【買取のノウハウ】
レコードの人気が再熱していることもあり、リサイクルショップでもレコードの買取がおこなわれていますが、レコードを売りたいならレコード買取専門店を選びましょう。
レコード買取専門店であれば、レコードの知識が豊富なので適正な価格で買取ってもらうことができます。
特にビートルズのレコードは同じタイトルでも盤や帯によって買取価格が全く異なるので、専門的な知識は欠かせません。
できるだけレコードの買取を専門におこなっている業者を選びましょう。
ビートルズのレコードは日本国内だけでなく海外でも多く取引されているため、日本の中古市場だけの知識で買取ってしまうと適正な価格がつかないこともあります。
レコードの中には日本で需要がなくても、世界的には人気があるタイトルのものがあるからです。
日本国内の市場はもちろんですが、海外市場にも強い業者を選ぶようにしましょう。
レコードを専門に買い取っている業者の中には、買取実績を公開している業者がありますが、ビートルズのレコードを売る際はビートルズの買取実績を公表しているところを選びましょう。
ビートルズの買取実績があるということはビートルズのレコードの知識があるといえますし、どのくらいで買取っているのか第三者から分かるようになっているため、安く買い叩かられる可能性も低いです。
買取実績を公開している業者であれば安心して依頼することができるので、買取実績を公開しているかもチェックして業者を選びましょう。
レコードを店頭に送って査定してもらう宅配買取やスタッフの方に自宅まで来てもらう出張買取は遠方に住んでいる場合やレコードの枚数が多い場合にぴったりの買取方法です。
移動のために車を用意する必要もありませんし、レコードを売るのにも手間がかかりません。
しかし、宅配買取や出張買取を依頼できない業者の場合は店頭まで自分でレコードを運ばなくてはなりません。
買取をスムーズに済ませたいなら宅配買取や出張買取を依頼できる業者を選びましょう。
レコードを少しでも高く売りたい場合、いくつか自分でやっておくとよいことがあります。
ここでは、ビートルズのレコードを少しでも高く売るためのコツを解説します。
レコードを買取っている業者の中には、安く買い叩いてしまう業者や知識がなく適正な価格をつけられない業者が少なからず存在しています。
安く買取られるのを防ぐためには買取価格の相場を知って、査定の段階でより高く買取ってくれる業者を見つけることが大切です。
あらかじめ、売りたいレコードの買取価格の相場をWeb等でチェックしておきましょう。
レコードの価値は楽曲だけでなく、付属品(帯や特典など)によっても決まります。
特にビートルズの国内盤レコードは帯の形状・種類によって同じタイトルでも買取価格が大きく異なります。
できるだけ高く売りたいなら、レコードを購入した際についていた付属品は揃えておきましょう。
ホコリやゴミなど軽く拭いて取れる程度の汚れは落としておきましょう。
できるだけ状態をきれいにしておくことで、高額で買取ってもらえる可能性が高くなります。
ただし、シミやカビなどの汚れは拭いても落ちず、無理に落とそうとすると盤面が劣化してしまう恐れがあるので、落とすのはちょっとしたホコリやゴミなどにとどめておきましょう。
買取実績30年以上を誇るセタガヤレコードセンターではビートルズのレコードも積極的に買取っております。
査定はビートルズやロックレコードに精通した専門査定士がおこなうので、高価なレコードを見逃しません。
また、セタガヤレコードセンターは国内だけでなくアメリカ・カナダ・イギリスにもネットワークを有しており、海外相場で買取することができます。
特にビートルズの国内盤レコードは海外での相場の方が高いため、海外にネットワークがあるセタガヤレコードセンターならより高額でお売りいただくことができます。
「ビートルズのレコードを売りたい」
「ビートルズのレコードをできるだけ高値で買取ってくれるところに依頼したい」
とお考えの方はぜひ、セタガヤレコードセンターにご相談ください。