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ジャズ廃盤百景6回 MILES DAVIS / STEAMIN’ WITH THE MILES DAVIS QUINTET

8月に買取したレコードからの紹介

名盤と呼ぶのもおこがましい、マイルス・デイヴィス全盛期の1枚。このアルバムは1956年(5月と10月)に録音された有名なマラソン・セッション4枚(本アルバム含め、まとめて1961年にリリース)のうちの1枚です。

米オリジナル盤かどうかの見極めは簡単。このアルバムは型番がPR7200なので、ラベルで言うとNJラベル溝有りがオリジナルとなります。ジャケットはコーティング付き。DEAD WAX箇所にRVG刻印はもちろんあります。この基準を満たしていれば、ほぼオリジナルで間違いないです(RVG刻印がマシンか手書きの2種類あるかは記憶が曖昧なので、とりあえず触れません)買取で入荷したこちらの盤ですが、上記の基準を満たしてるか確認してみましょう。まずは米盤か、しっかり確認します。ジャケ裏右下に書いてあるNJ表記を確認し、他にこれといった情報がないので米盤でOK。

↓ジャケ裏画像 203 SO WASHINGTON AVEは当時のPRESTIGEの住所です

次にラベルですがNJラベル溝有り。という訳でラベルはOK。

↓オリジナルラベルに大興奮

ジャケットのほうは、しっかりコーティング有りなのでジャケットもOK(最初の画像を参照)最後にDEAD WAX部分を見てみると・・・しっかりRVG刻印入ってます(マシン刻印)という訳でこちらはオリジナルで問題なし、という結論になります。ジャケット、盤ともに状態はいまいちですが60年前の物と考えると、悪くない状態だと思います。

当店では、このような古いレコードも、経年を理解したうえで、しっかり査定させていただきます。ジャズのレコードをお売りの際は、ぜひご連絡お願いいたします。