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優秀録音の世界 – 第33回 ウィーンのモーツァルト

オーディオ愛好家、とりわけリファレンス・ディスクにLPを選択される方を虜にし続ける優秀録音盤。 弊社の買取で入荷したクラシックLPを中心としたタイトル、そして長岡鉄男氏推薦盤やTASリスト掲載のLPレコードをご紹介して参ります。

レーベル:トリオ株式会社
タイトル:ウィーンのモーツァルト第1&2集
演奏:ウィーン室内楽団

ヴァイオリンには元ウィーン・フィルのコンサート・マスターで2015年残念ながら死去したワルター・ヴェラー、
そして元ウィーン・フィル理事長でもあったヴィルヘルム・ヒューブナー、
ウラッハに学び、その後ウィーン・フィルの首席奏者、ソロとしてはカール・ベームらとの録音でもおなじみであるアルフレッド・プリンツらによるウィーン室内楽団(長くなりますので他参加メンバーは写真を御覧ください)

彼らが来日した際に録音され日本のTRIO社から販売された【ウィーンのモーツァルト】シリーズを今回はご紹介致します。

録音は埼玉会館大ホールにて1969年にライヴ録音。
録音エンジニアは2008年に亡くなられた若林駿介氏が担当しております。

ウィーン室内楽団による非常に稀少な演奏(プリンツの見事なクラリネットが素晴らしい!)は勿論ですが、定位が明確で音像も非常にシャープな本盤は、日本が世界に誇るオーディオ・ファイルといっても過言ではないかと思います。

現在71年の埼玉県川口市の再来日ライヴ録音と合わせてCD化されておりますが、マスターテープの傷みが激しく、音飛び箇所やノイズが乗っているため、録音の素晴らしさは本盤でのみ味わえるということで、室内楽ファン垂涎のお品となっております。

また帯は勿論ですが、ジャケット前面のエンボス加工によるアルミのレリーフが残っているのは非常に稀です。
非常に豪華な装丁でコレクター心をくすぐる逸品となっております。