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優秀録音の世界 – 第15回 マゼール/ガーシュウィン/ポーギーとベス

オーディオ愛好家、とりわけリファレンス・ディスクにLPを選択される方を虜にし続ける優秀録音盤。 弊社の買取で入荷したクラシックLPを中心としたタイトル、そして長岡鉄男氏推薦盤やTASリスト掲載のLPレコードをご紹介して参ります。

レーベル:英DECCA
作曲家/タイトル:ジョージ・ガーシュウィン/ポーギーとベス
指揮:ロリン・マゼール

前回に引き続きTAS SUPER LP LIST掲載のタイトルよりご紹介させていただきます。
オーディオ評論家の嶋護氏も自身の著書で選出したこちら。2017年のTAS SUPER LP LISTのBEST OF THE BUNCH【CLASSICAL】部門でも選ばれております。

ガーシュウィンは38歳の若さで亡くなった作曲家で、ポピュラー、ミュージカル、クラシック作品まで幅広い成功を収めました。
本作ポーギーとベスは、亡くなる2年前に完成させた黒人を題材とした画期的なオペラ作品となっております。

今回ご紹介のこちらは、1975年8月、クリーヴランドのマソニック・オーディトリアムにて録音。
指揮はマゼール、オケはクリーヴランド交響楽団。
ポーギーとベス初の全曲録音です。
主役のポーギーはジャマイカ出身のバリトン歌手であるウィラード・ホワイト。
このポーギーとベスがデビュー作となり、今作でポーギー歌いとして確固たる地位を築き上げました。

英国DECCAらしい超絶ハイファイ録音となっております。