8月に買取したレコードからの紹介
今回紹介するレコードはJOE NEWMANがPRESTIGEレーベルに残した玄人好みの1枚“JOE’S HAP’NIN’S”となります。え?知らない?それは困りましたね。けど話を先に進めます。ジャズ通の方にはベイシー楽団、ライオネル楽団などのトランペッターを歴任、かの有名なベニー・グッドマンの1962年のソビエト連邦ツアーにも参加で参加で知られています。ソロ作品もMERCURY含め、色々なレーベルからも出しています。
というわけで当盤の廃盤としての素晴らしさをお伝えします。まず、何が素晴らしいかというと盤の状態です。そこまでキレイなわけではありませんが、このPRESTIGE/SWINGVILL盤というのは少々問題のあるプレスが多く中古レコード業界でいう「塩ビ焼け」の盤が多いのです。塩ビ焼けを簡単に説明しますと、見た目にレコード盤の表面が全体的に白くなります。多分経年やインナースリーブの素材付着など、なんらかの原因で、そのような状態になってしまうのだと思いますが、そうなってしまうと再生に、かなり問題が起きます(再生中にずっと薄いノイズが入る)そしてこのPRESTIGE/SWINGVILL盤というのは「塩ビ焼け」が多いので有名なレーベルなのです(オリジナルに限ります)しかし今回紹介するJOE NEWMANのPRESTIGE/SWINGVILL盤は「塩ビ焼け」していなのです。
↓塩ビ焼けなしラベル!(わからないかな・・・)
最初の画像を見て、おわかりの通り「ジャケット不良」ですし、盤自体もピカピカの状態という訳でもありません。ただ「塩ビ焼けしていない」この1点のみで価値のあるレコードなのです。
当店では名盤以外にも、このようにマニアックな視点で、どんなレコードもしっかり査定させていただきます。ジャズのレコードをお売りの際は、ぜひご連絡お願いいたします。