先日お問い合わせを頂いたお客様から、メールにてこのようなご質問を頂きました。
※文章は一部編集しております
どちらの掲載タイトルか伺ったところ下記のタイトルとのことでした。
まず、上記価格は当店での買取実績価格ですので保証価格ではありません。
ただ全く同じお品物で状態が良好であれば同じ価格で買い取れる可能性はございます。
しかし問題は「本当に全く同じお品物か」という点です。
Miles Davisのこちらのタイトルは、輸入盤のオリジナル、つまりアメリカで一番最初に製造された際のレコードをさします。
BLP1501 …このレコードの型番です。同じ型番でもプレス時期が違うとオリジナル盤ではなくなってしまうので、型番だけはオリジナル盤かどうか判断は出来ません。
LEX …Lexington Ave NYCというBlue Note社のオフィスの住所がラベルに表記されています。
DG …ラベル外縁の少し内側に円形にミゾがあります。Deep Grooveの略です。
FLAT …Flat edgeの略です。レコード盤の端っこが平らな仕様をさします。
額縁 …額縁ジャケットの略です。ジャケットにある折り返しが額縁の枠のように見える仕様です。
上記の仕様を全て確認した上で、オリジナル盤であると判断させて頂き、記載の金額にて買取が可能になってまいります。
加えてレコードの価格においては状態が非常に重要ですので、あくまでも非常に綺麗な状態である前提での価格となっております。
今回お問い合わせを頂いたお客様のお品物を確認させて頂く為に、まずお品物のラベルのお写真を撮って頂きメールにてお送り頂きました。
そうしたところ、ラベルの住所表記が異なっているなど、上記の条件に当てはまらず再発盤であるということが分かりました。
しかしその後、他にお持ちのレコードのご内容なども詳しくお伺いしたところ、リストには掲載されていないレコードで希少なタイトルがあることが分かりました。
後日出張買取でご自宅にお伺いさせて頂き、結果的には1枚で買取価格が数万円以上ついたレコードが複数枚ありました。
買取実績のリストは、世の中にある膨大な数のレコードタイトルのうちのほんの一部ですので、掲載されてない中にも数え切れないほど高額買取のレコードが存在します。
お持ちのレコードがリストに掲載されているけど、これって本当に同一商品かな?と疑問に思ったらぜひ一度ご連絡ください。
もしリスト掲載商品と違ったとしても高額買取になる可能性もありますし、思いも寄らないレコードが高額買取になることはレコード査定ではよくあることです。