1969年(1968年とも言われてます)にリリースされたNeil Youngの記念すべきソロ・デビュー作にしてロックファンなら誰しもが聴いてきたであろう大名盤。
様々なプレスがありますが、こちらのオリジナル盤とはどういったものなのでしょうか。
まずはジャケットから。
通称”ノー・ネーム・カヴァー”と呼ばれており、ジャケットはゴッホ的な印象派のNeil Youngが描かれたものが全面にあります。
見開き仕様になっており、カンパニースリーブが付属します。
“後発のプレスからは上部にNeil Youngのクレジットが入ります。なのでまずはジャケットですぐに見分けがつきます。
続いてはラベルです。
↑オリジナル盤はREPRISEの2色ラベル(1968年~1969年)です。
↑1970年からはREPRISEは1色の通称”タン・ラベル”に変更になりますのでこちらは再発となります。
その後はWありなど色々な変遷を辿りますがオリジナル盤の紹介ですので割愛します。
そしてここからが本題のマトリクスです。
オリジナルは通称”REなし”と呼ばれ、A面のマトリクスでいうと「30817 RS 6317 A – 1A」となります。
後発は「30817 RS 6317 A RE-1 – 1A」となり、途中に”RE-1”が入ります。 枝番は1C、2Cなどありますが1Aが最初かと思われます。
マトリクスの写真は撮影が難しいので、下記URLに”RE-1”の画像があるので確認してみて下さい。これも見づらいですが。
https://www.discogs.com/ja/Neil-Young-Neil-Young/release/3364399/image/SW1hZ2U6MjUyMzgwMDM=
この”REなし”は後発プレスと何が違うのかというと、ミックスが異なります。
リリース後すぐに本人の意向で随所に大幅なリミックスが施され、マスターを変更したようです。
なんかやっぱ気に食わねぇなってなったんでしょうかね。鼻にコカインの塊突っ込んでライブするぐらいですからね。
つまり”REなし”はオリジナル・ミックスとなるわけです。
このよーく見ないと分からないオリジナル盤を探すマニアの方々は大変ですね。
ただ、やはりそう言われたら聴き比べてみたくなるのがマニアの世界です。
でも、やっぱそれはそれで大変ですね。