今月もお客様から素晴らしいコレクションをお譲り頂きました。
今月弊社にて買取されたコレクションから
クラシック買取担当である私が厳選してご紹介させて頂きます。
目次
派手で情熱的な奏法として知られるウクライナのヴァイオリニスト。
1900年代前半のSP盤時代に多く活動、1960年代まで生涯現役を貫き
なんとステレオ録音期までも作品を遺しております(ステレオ期の作品は賛否両論あるようですが。。。)
こちらは、ゲオルグ・ショルティ指揮によるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ。
米盤初出はこちらのLONDONから発表されておりますが発売時期は不明(恐らく1955年)
英盤初出も同時期に出ており、こちらはLXT 5068のカタログナンバーとなっております。
どちらも美品は大変貴重となっており、なかなかお目にかかれない代物です。
音楽家の家系で育ったハンガリーのヴァイオリニスト。
米COLUMBIAから1954年に発表されたシューベルトの「華麗なるロンド」と、
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第10番とのカップリング。
シューベルトの伴奏者はブゾッティ、ベートーヴェンの伴奏者はホルショフスキとなっております。
モノラル、金文字ラベル、フラットエッジが初出となります。
こちらも美品での入荷が少ない1枚です。
米盤が続きましたので、日本盤から紹介致します。
ピエール・フルニエによるバッハ/無伴奏チェロ組曲。
ARCHIVからも無伴奏チェロ組曲を発表しておりますが、
こちらはPHILIPSから発表された、1976~1977年スイスでの再録音盤。
国内初出は3LPボックス。
写真掲載品は後発のAUDIOPHILE COLLECTOR’Sシリーズのパート2。
重量盤の高音質となっており、こちらも人気かつ高価。
パート1と揃っての入荷はなかなかございません。
オランダ盤PHILIPSより発売されたロッシーニの弦楽ソナタ集。
演奏は「パガニーニの再来」とまで呼ばれたヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドが
気の知れた友人達と組んだ室内楽団。
原盤であるオランダ盤PHILIPSはオーディオマニア垂涎の1枚として屈指のレアタイトルと化しており
凄まじく高価。
国内盤も原盤程ではありませんが、国内盤ではややレアタイトル。
写真は国内盤となっております。
1910年創業のオーディオメーカーであるDENON。
1980年代にPCMレコーダーを製造し、PCMデジタルレコーディングとして
数多くの名録音を残しました。
イスラエルのインバル指揮、フランクフルト交響楽団によるマーラーの交響曲全集は、
CD期にリリースされたということもあり、LPはレアタイトル。
特に1987年発売の交響曲第9番はLP後期となり稀少価値が高い1枚です。
かなりの長いキャリアの中で膨大な録音を遺した米国のヴァイオリニスト。
オーディオファイル定番のバッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ。
日本独自のジャケットで、レアアイテムというわけではございませんが、なんだか愛着が湧く1枚です。
フランスのインディペンデント・レーベルであるHARMONIA MUNDIより。
1978年に録音された古楽アンサンブル。
驚異の優秀録音盤として、故長岡鉄男氏が絶賛した超絶オーディオファイル盤です。
日本盤でも発売がございます。
42歳の若さで亡くなった夭折の女性チェリスト。
英EMIより発売されたチェロ協奏曲集。
1965年に歌曲とのカップリングでエルガーのチェロ協奏曲が発売されてますが、
チェロ協奏曲のみでは本盤が初発。
初出は白黒切手ニッパーラベル。
リプレスはセミサークルラベルと似た新ニッパーラベルです。
ノルウェーの指揮者、ヴァイオリニスト。
ロンドン交響楽団との録音による58年リリース。
ステレオ初出はSXL 2012でラベルは左上に「ORIGINAL RECORDING BY」記載。
ジャケットはフリップバック、更にブルーボーダージャケットもございます。
TASリスト掲載の超絶優秀録音にして激レアアイテム。
ちなみに、そっくりな復刻盤もございます。
オーストラリア帝国出身の英ヴァイオリニストであるマックス・ロスタルと、
ドイツのピアニストであるフランツ・オズボーンによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ。
写真はLONDON盤のフラット盤。
英COLUMBIAのモノラル盤は更にレア度が上がります。
今回お譲り頂きましたお品は、残念ながら傷みがかなりございました。。。
モノラル期のレアタイトル、かつ状態良好なお品物は現在かなり貴重となっております。
中には骨董品~国宝級のお品物もございますので、細やかな査定が必要となります。
クラシックレコードは是非セタガヤレコードセンターにお任せください!