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期間限定レコード30%アップキャンペーン
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同じタイトルのレコードでも買取価格が違う?

レコードの中には同じアーティスト・タイトルでも、
買取価格に大きく差が開いているタイトルも多く存在しています。
高額買取リストに自分の持っているレコードの記載があり、
買取に出してみたら、リストに記載の買取価格とは雲泥の差があった。
なんて経験はありませんか?
そんな経験をしたからこそ、レコード買取に出すのが億劫になってしまった。
なんて人も少なくいないはずです。

同じタイトルでも買取価格が違う?

そうとは言っても買取リストには偽りや間違いはありません。
なのに何故こんなにも価格差が開いてしまうのでしょうか。

例えば、わかりやすい物で比較すると、
「THE BEATLES / LET IT BE」は買取価格に、
最大5万円前後から100円以下の買取価格まであります。

買取価格に差がでるからくりを次の項目で説明します。

何故同じタイトルでも買取価格が違うのか?

それでは何故同じアーティスト・タイトルでも大きく買取価格に差がでるのか解説いたします。
まず第一に国内盤と輸入盤で価格に差がでる場合が多くあります。
読んで字の如く、国内盤は日本国内で、作られたレコード。
輸入盤は、海外(日本国内ではアメリカやイギリスなどが多く存在)で作られたレコード。
例えば国内盤では買取価格が100円のレコードも、
輸入盤では1000円の買取価格が付く場合もあります。
もちろん、その逆のパターンも多く存在します。

2つ目の要素としては、付属品の有無。
特に国内盤レコードの高額買取を謳うものは、
帯がほとんどの価値を左右するといっても過言ではありません。
一口に帯といっても、販売時期などにより、
デザインや文言に大きく差があり、保存が難しい帯も存在しており、
そういった帯がきれいな状態で残っていると買取価格が跳ね上がる場合が多くあります。
上記でご紹介した「THE BEATLES / LET IT BE」も、
発売時期などで複数種類の帯が存在します。
国内盤の多くはその帯に大きく買取価格が左右されます。
同じ帯でも当時帯についていた、補充票と呼ばれる、
レコードショップなどがメーカーに追加注文をする際に使用するものが、
切り取られているものと、そうじゃないものでも価格差が出ます。
またジャケット内に収められているライナーノーツと呼ばれるものや、
歌詞カードなどの付属品も重要な買取価格の指標となります。

3つ目の要素としては、
プレス時期があります。
レコードにはマトリクスナンバーと呼ばれる、プレス時期を判別できるものが存在します。
基本的にはこのマトリクスナンバーが若いほどプレス時期が早いものが多いです。
タイトルによりますが、プレス時期が早いものほど買取価格が良かったり、
特定時期のものだけ、買取価格が跳ね上がったりなどします。
理由としてはレコードをプレスする際に誰がレコーディング技師をおこなったか、
などアーティストだけではなく、支えたスタッフやエンジニアなどにより、
レコードの音質に差がでると言われているからです。

ジャズではルディ・ヴァン・ゲルダーという著名なエンジニアもおり、
彼の刻印(通称RVG刻印)が入っているレコードだけを狙って購入するマニアもいます。

また同時にラベル(レコード盤の中央のシール)のデザインでも、価格が左右されます。
ラベルのデザインも、発売時期、プレス時期などで変わるため、
一つの指標となることが多いです。

他にも価格差の要素はあり、
同じタイトルでもジャケットが違うもの、
有名なタイトルでTHE BEATLESのYESTERDAY AND TODAYのブッチャーカバーと呼ばれるもの。
初回に発売されたジャケットのデザインが所謂趣味の悪いデザインで、
すぐにジャケットが差し替えられた背景があります。
そのため、ブッチャーカバーのYESTERDAY AND TODAYは大幅に買取価格が上がります。

またTHE BEATLESの通称WHITE ALBUMは、
ジャケットにシリアルナンバーが記載されており、
この番号の若いほうが買取価格が上がります。
あくまで参考にはなりますが、
数年前リンゴ・スターが自身の所有しているシリアルナンバー1を、
オークションに出品し日本円で約8500万円になったことも話題になりました。
ここまで若い番号のものは一般では手に入りにくいですが、
3桁のシリアルナンバーなどでも十分な価格で買取をしてもらえます。

上記で述べたとおり高額買取リストにお持ちのレコードの記載があっても買取価格は鵜呑みにしてはいけません。

買取リストに商品の型番や帯の内容、その他条件が記載しているのでよく確認した上で、金額を確認するようにしましょう。

まとめ

如何でしたでしょうか。
あくまで今回はわかりやすさを優先するため、著名なTHE BEATLESを例としてご紹介しました。
※もちろんTHE BEATLESは人気もあったため、同じタイトルでもいろんなバージョンが多いです。

上記の通り、高額買取タイトルでも、しっかりお持ちのレコードを確認する必要があります。
もちろんレコードの状態に価格は左右されますが、そもそもの商品自体に左右される事が多いので買取を依頼する場合は過度な期待をせずに済むよう下記項目を確認する事をオススメします。

・発売国(国内盤なのか輸入盤なのか)
・付属品はそろっているのか
・型番

以上を踏まえて買取リストを確認することで、不要な失敗などは避けることが出来ます。

自分の持っているレコードをよく理解した上で、依頼するようにしましょう。