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レコードを買ったり売ったりする中で誰もが一度は気にしたことのあるレコードの「反り」。保存状態で1番気をつけなくてはならない事の1つに経年による「反り」があります。
中古のレコードを買う方や売った経験の有る方の中には覚えがある方も多いかと思います。
まずは、「反り」とは何かを説明いたします。
通常ですとレコードの盤面はフラット(たいら)な状態がノーマルな形状です。
フラットな状態でレコードプレイヤーで再生すると針は最初から最後まで均等な時間をかけてキレイな状態で再生されます。
このフラットな状態のレコードに、外部からの熱や、なんらかの外的負荷がかかることによって歪みが発生してしまうのです。
反りや歪みが生じてしまうとレコードプレイヤーで再生したときに音飛び、歪みによる音程の変化が起き、再生不可(もしくは本来の音楽が再生出来ない)状態になります。
レコードが「反る」という状態はこのような状態を指します。
反りが起きる原因はいくつか存在しています。いくつか例を上げると
1 縦置きで保存していたが斜めになっていた(縦置きとは本でいうと本屋の本棚に入った状態)
(反りの原因)斜めに負荷がかかる為、全てのレコードがエビ反った状態になり、経年で反ってします
2 横置きで長期保存していた(横置きとは本で言う平積みのような状態です)
(反りの原因)横置きでレコードを長期間保管していると外側の部分が上に反った形になる)
3 直射日光の当たる場所での保存
(反りの原因)レコードは塩化ヴィニール素材で出来ているので熱が当たるとグニャグニャになる
レコードが反る(曲がる)ケースは、だいたい上記3つのパターンが多いです。
もし、ご自宅にあるレコードの保管状態が上記3つに当てはまる場合は要注意です。
早めに確認して、キレイに立てた状態で保管することをオススメいたします。
中古レコード業界では「反り」のあるレコードは「査定金額が下がる」「買取できない」
通常、この2ケースに分かれます。
反りを気にしない中古レコード買取業者は皆無といって良いと思います。
セタガヤレコードセンターでもどうしても反りがあるレコードの価値は落ちてしまいます。どんなに高いレコードでも、どんなに貴重なレコードでも反りがあることによって価値が0円になるのもよくあることです。
1度反ってしまったレコードを元の形に直すのは容易ではありません。
昔はガラスで挟んで数日置いておくと直ったという話も聞きましたが、一時的に直るだけですぐに元の反った状態に戻ってしまいます。
ただディスクフラッターというレコードの反りを直す機械が売っています。
(塩化ヴィニールが溶けない適正温度で上下から圧をかけて元の状態に戻す機械)
この機械を使うと数時間で、ほぼフラットな状態にレコードを戻すことができます。
10万円前後と高額なものなので、一部のコレクターか中古レコード屋にしか所有していないのがネックです。
反ってしまったものは直すのが難しいので、できれば保管状態を気にするのが一番良いです。
上記で紹介したディスクフラッターを所有しているお店で直してくれるところもあるので(有料が多い)
「これ!」といった一枚を直すのならお願いするのも良いと思います。
セタガヤレコードセンターではレコードの反りを直すサービスは行っていませんが提携の有料サービスを紹介したり、反りを直す前提での買取価格をご提示出来る可能性があります。
レコードによって反りの程度は様々で、多少の反りならば反りが無いものと同等価格で買い取りが出来る、それがセタガヤレコードセンターの強みでもあります。
まずは反りの状況や程度をお電話でご相談頂き、実際に反り加減を見て最大限の価格をご提示させて頂きます。
ぜひ一度お電話ください!